皆さま、ご無沙汰しております✨
実はこの度2人目の赤ちゃんを授かることが出来て、現在妊娠8ヶ月のマタニティライフを過ごしています。
8ヶ月の後期ともなると、お腹がどーん!!と出てきて日々色々な場面で行動するのが大変になります。
通勤もそのひとつ。私は自宅から、徒歩→バス停→バスのあと地下鉄に乗り換え→徒歩でオフィスというドアツードアで約40-50分の通勤なのですが、帰宅時のバスと地下鉄がなかなかハード!
日本の満員電車に揺られ(いや、押し込まれ)ている方から見れば、まだ若干のスペースはあるものの、おっきいお腹の妊婦は腰を降ろせ、安心できるセーフティゾーンを常に探しています。
こういった時の対応において、聞いていてとても残念&悲しくなるのは、特に東京のような都会だと誰も席を譲ろうとしないとか、見て見ぬフリをされる、はたまた妊婦であることへのジェラシーがあったり…など本当にびっくりしてしまう反応。
そんな中、シンガポールでは妊婦さんに対してどんな対応なのでしょうか?先日わたしが、とある帰り道に体験したことをシェアさせていただきます。
その日はいつもより仕事がハードだった一日。
つわりが落ち着いたかと思ったらぶり返して何もしなくても気持ち悪い…
当時はまだ妊娠6ヶ月だったものの、お腹はそこそこ目立ち始めて傍目からすぐ妊婦である事がわかる状態でした。
地下鉄の駅からバス停に上がると、いつも通りの人の山。
特にわたしが乗るバスはその人山がごそっと乗るバスで、ドアが開く前に陣取っておかないと乗る事すらも時々危ういレベルの常に満員バス。
地上階に出てその人山を見た瞬間、「キモチワルイ…」とつわりの気持ち悪さが倍増。
「あ〜また20分立ちっぱかぁ〜(T ^ T)」と泣きたくなりましたが、でも乗らないと帰れない、覚悟を決めて乗り込みました。
そうしたら、、、!!
まず、乗り込んだ瞬間にバスドライバーがさっと座っている方に声をかけてくれ、席をあけるようお願いしてくれたこと。
次に、つわりで明らかにキモチワル〜〜となっている私を見て、隣の席に座っていたおばちゃんがスーッとするハーブのエッセンシャルオイルを使って〜とさりげなく渡してくれたこと。
最後に、降りる時に席を立つのを荷物を持って支えてくれた若いお兄ちゃん。
まさか、一回のバスの中で3人もの方にこんなに気遣ってもらえるとは…!!
素直にとっても嬉しかったです。
そして、そのどなたもが「特別なことをしている」感じがなく、「当たり前のことを当たり前にしている」というスタンスでいてくれたので、こちらも変に恐縮しなくて済んだこと。
スッと笑顔で「ありがとう」と優しさに甘える事ができました。これは本当に驚きでした。
それ以外にも、満員にも関わらず座っていたお父さんと小さな男の子が、もうすぐ降りるから〜と狭い中席を譲ってくれたり、
おばちゃんが向こうの優先席にに行ってみたら〜と促してくれたり、座る時に腕を支えてくれたりと、本当に本当にみんな優しい。
妊娠ホルモンも手伝ってか、ふぇ〜んと泣けてきちゃうほど嬉しい。
不思議な事に、実際に腰を下ろせなくても、周りが「自分を気遣ってくれている」と感じる事が出来るだけで、カラダもココロもすーっと軽くなります。
感謝の気持ちを、その人に直接返せなくとも、違うシチュエーションで他の人にこの思いやりを繋いでいけたら素敵だなぁと満員バスに揺られながら噛み締めて感じた出来事でした。
ここシンガポールでは、いい意味で他人を気にせず過ごせる気軽さがあり、その空気感が好きなのですが、この国の方は「子ども、お年寄り、妊婦さんやママ」といったサポートが必要な方達に対して非常に優しいのです。
ティーンエイジャーの若者が率先して席を譲ってくれる、助けてくれる、そんな光景が当たり前の国。
なんでもオッケーら〜〜や、ネバマインら〜〜で済まされてイライラムカッとする事もありますが笑、本当にこの点は見習いたいところ。
先に書いたような悲しくなる反応でなくて、「当たり前のことを当たり前にみんながしていたら、そしてそれを素直に受け入れていたら」もっと気持ちよく過ごせるようになるだろうになぁ。。。
今回のまとめ⭐️「ありがとう」 素直に甘える シンガポール♡