インタビュー

ママと赤ちゃんが親子ヨガを通して笑顔になれる、安心して集える空間をシンガポールに
はたママインタビュー Profile #16 牧浦美希

はたママインタビュー16回目は、シンガポールにて親子ヨガクラスSMILE PLACEを運営している牧浦美希さんです。

産後の辛い時期、赤ちゃんのお世話でへとへと、誰かに相談したい、話を聞いてほしいと思ったこと、ありませんか。日本にいれば、児童館の催し物に参加してママ友を作ったり、子育て支援サービスを利用して悩み事を相談したりできるのですが、ここはシンガポール。Pre-schoolに通い始めるまでの間は、月齢の赤ちゃんをもつママと繋がって情報交換したり遊んだりすることが難しかったり…

そんなシンガポールで子育てを頑張るママのため、赤ちゃんとママが安心して集える場所と時間を提供したいとの思いから、親子ヨガクラス「SAMILE PLACE」を自ら立ち上げた美希さんのストーリーをご紹介させていただきたいと思います。

旅先の出会いから国際結婚、そしてシンガポールへ


ーシンガポールへ来られたきっかけは?

シンガポールへは2016年に移住したのですが、それまで日本ではエステの仕事をしていました。シンガポールは一度も行ったことがなく、ほとんど知らない国でした。

旅行先の台湾で、シンガポール人である現在の夫に偶然出会ったんです。彼も旅行で台湾に来ていて、シンガポールについていろいろな話をしてくれました。その後お付き合いすることになるのですが、本当に異国シンガポールで暮らしていけるのだろうかと、不安でしょうがなかったです。移住前、彼には内緒でシンガポールへ短期留学をし、英語を勉強したり文化に触れたりもしました。海外へ移住するために自信をつけて、海外でも働けるようになろうと思ったんです。初めてのシンガポールでしたが、生活してみて大好きになりました。

 

短期留学で出会ったクラスメイトと

 

ーシンガポールへ移住する決心が固まったのですね!
 移住後はどんなお仕事をされていたのですか?

シンガポールへ移住してから何度か転職をしています。最初はホテルのコールセンター。それから運送会社、IT関連の会社でも働きました。その後妊娠し、2019年3月に第一子を出産。一度は職場復帰したのですが、子どもとの時間をもっと確保したいという思いが強くなり退職しました。

 

ーシンガポールで働いてみて、日本との違いは感じましたか?

職場ではローカルスタッフとのコミュニケーションが重要で、日本人のように空気を読んで行動することがないことに最初は驚きました。全てを言葉にしなければすれ違いが起きてしまうので、何事もはっきりと言葉で伝えなければならないんだなと感じました。

孤独だった子育て。ママさん同士で交流したい!


シンガポールで初めての出産を経験したわけですが、出産休暇が日本と違って短いためか、産後にママと赤ちゃんが気軽に集える場所がなかなかないと感じました。産後に子どもと一緒に一時帰国していたのですが、日本にいると気軽に相談できるようなことも、シンガポールではなかなか難しくて…。自分からどんどん声をかけて、積極的にママ友を作るのも苦手だったので、子育てについてひとりで悩んで辛かったです。やっぱり、同じくらいの月齢をもつママさん同士が悩みを共有したり、交流したりすることが、安心に繋がるしリラックスもできるし、大事だなと。

 

ーそして、親子ヨガインストラクターになられたのですね。

自分自身の経験から、シンガポールで子育てを頑張るママと赤ちゃんが笑顔になれる場所を作りたい、ないなら作ろう!と思うようになりました。それと、日本にいた頃からヨガが趣味で、シンガポールに移住した後も仕事後にヨガやチアをやっていました。自分もそうでしたが、産後は体型のお悩みや慣れない育児による不調を抱える方が多いと思います。産後ママと赤ちゃんの為のヨガクラスを開くことで、産後ママの不調解消と同時に、ママさん同士が交流できるような場所をつくりたい、と思ってこの仕事を始めました。

 

 

ー仕事と子育ての両立はどうされていますか?

子どもとの時間をもっとつくりたいと思って退職、それから起業したわけですが、仕事と育児の両立となると好きなように時間を使うことは難しくなりました。夫のサポートが大変助かっています。育児や家事を夫にも協力してもらうことで、切羽詰まることなく楽しく私のペースで仕事が行えてます。
お互い仕事も大事ですが、夫婦共に家庭優先で生活するようにしています。夕食は家族そろって食べることが多いです。残業を基本的にしないシンガポールだからこそできていることかもしれませんね。

親子ヨガはママとお子さん、ふたりのためのもの


ー美希さんのヨガクラスについて教えてください!

現在はシンガポール内の2つのスタジオで親子ヨガを教えています。産後2か月以降のママと、首座り~3歳頃までのお子さんが対象です。この教室では、お子さんと一緒にポーズを取ることよりも、ふれあい遊びや身体遊びなどを行って五感を刺激したり、ママの心と身体のケアを中心に行っています。親子ヨガは、お子さんメインのクラスでもなければ、ママメインのクラスでもありません。お子さんとママ、ふたりのためのクラスだという思いでやっています。

親子ヨガに通えるのはお子さんが産まれてほんの数年だけなんです。その貴重な時間を同じような境遇のママさんと共有することで、一人でいてはなかなか感じることのできない一体感だったり、楽しさだったりが味わえますよ。最近子育てに疲れてるな~と感じたらリフレッシュしに来て頂けたら嬉しいですね。

現在はスタジオでのクラス運営に制限があったり、自主的にお子様との外出を控えていたりと、対面でのレッスンにご参加いただけない方もいらっしゃるので、「オンラインで繋がる親子クラス」も開催しています。こんな時期だからこそ、子育てが孤独にならないように、何かお手伝いできることはないかなと思っています。

 

頑張りすぎているママへ 癒しの体験を提供したい


ー今後やりたいこと、挑戦したいことはありますか?

シンガポールでは出産休暇が短いためか、親子ヨガはまだまだメジャーではないようで、日本人以外の方からも問い合わせを頂くようになりました。現在は日本語でのレッスンしか開催していませんが、今後は英語でのレッスンも実施していきたいと思っています。

また、産後のマレー式マッサージを習おうと思っています。出産後に夫が予約してくれてマッサージを受けたのですが、産後の心と身体が本当に癒されて、すっかり気に入ってしまいました。このマッサージ、中華系、マレー系シンガポール人はみなさんご存じで、当たり前に受けているようですが、日本人は日本人から情報を仕入れることが多いので、まだまだご存じない方も多いと思います。日本人の産後ママへもマレー式マッサージを広めて、多くの人にこの癒しを体験してほしいと思っています。

 

ーさいごに、はたママメンバーへのメッセージをお願いします!

いつもお仕事で忙しいワーママさんのために、お子さんと日々の疲れを癒やすための、週末でも開催可能な出張クラスも行なっています。
お仕事をしながらも子育てが今以上に楽しめますよ!
普段見れないお子さんの表情に気づくことができ、また明日からお仕事頑張ろう〜!と活気に繋がるママさんもとても多いです。
ぜひママの休日にお試しください。

 

 

Profile
牧浦美希
出産を機にマタニティヨガ、産後ヨガ、ベビーヨガに出会い、妊娠期や産後の身体、心の変化に戸惑う女性のためにヨガを通して何かお手伝いをしたいと思いシンガポールヨガスタジオにて親子クラスを担当。現在はママとお子様のためのクラス「SMILE PLACE」を開講している。小さなお子様と気軽にお出かけできる場所やママもお子様もほっと安心できる場所作りを心がけている。お子さんのお世話で頑張りすぎているママの心と身体をケアしながら、子どもの発達に合わせた遊びや動きで子どもの成長にも繋がるレッスンをモットーとしている。

アプリケアカレッジ協会 ベビーヨガインストラクター/アプリケアカレッジ協会 マタニティヨガ&産後ヨガインストラクター/子ども姿勢講座 修了


手作り知育おもちゃや育児情報満載のInstagramはこちら
親子ヨガSMILE PLACEのHPはこちら

 

家族構成: シンガポール人の夫、息子1人(2歳)
好きな場所、好きなもの: 田舎、自然、ヨガ、甘いもの
一日の過ごし方: 6:45 起床➡8:00 息子のお見送り➡8:30 家事➡10:00 車でスタジオへ向かう➡11:15 レッスン開始➡12:00 レッスン終了、お見送り➡14:00 買い物をして帰宅➡15:00 事務作業➡17:00 息子のお迎え➡18:00 夕食➡20:00 息子と絵本タイム➡21:00 次回のレッスンの準備➡22:30 就寝

 

Interview and Written by Moe Kawai

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