子連れ海外フライト旅 〜機内での過ごし方/幼児編〜 猪突猛進ママななみ
前回は乳児編を紹介いたしましたが、いよいよ恐怖の幼児編(1歳〜2歳)です。
- おすすめの持ち物、事前準備
- 機内での過ごし方
- ラッキーなフライト
- 史上最悪の地獄フライト 〜もうトイレから出たくない〜
- まとめ
おすすめの持ち物、事前準備
事前準備
- 体調を整えておく:当たり前のようですっごく大切!子供たちはもちろん、自分の体調も!
- ママの服装:ウエストゴムのズボンがオススメ。(子供を抱っこしての色んな体勢に備えてズボンは必須、そして子供をエルゴで抱っこしてトイレに行くことも。そんな時に狭い機内のトイレでズボンのボタンやホックもストレスの一つに!)
自分用
- 水筒(水は入れずに持ち込み、搭乗後CAさんにお水を入れてもらうとGOOD!コップに入った水は子供がこぼしてしまうことも。)
- 軽食(悲しいかな、機内のご飯も食べられない可能性あり)
子供用
- お菓子(ボーロやおかきなどの小さくて一口サイズのもの、クッキーなどのカスがこぼれるお菓子はNG!ストレスの原因!)
- 耳抜き用のジュースや棒付きの飴(子供用のお水、ジュースは機内に持ち込み可能)
- 子供の好きな乗り物などのシール、シールブック、顔シールブック
- 新しいおもちゃ、絵本
- お気に入りの絵本、リング付きフラッシュカード
搭乗前に。
- トイレを済ませておく。
- よく遊ばせておく(疲れて寝てくれるかも!)。
シンガポールの空港には幼児用のプレグラがあるのでオススメ!
ミニボールを使って、搭乗ギリギリまで遊ぶ。座っていなさいと言っても1歳児には無理な話。それなら周りに迷惑のかからない程度に楽しく遊んでしまおう。
- 搭乗後いかにスムーズに席に着くために、席周りに置いておくものをあらかじめ仕分けしておく。
- 子供用のお菓子、水、ウェットティッシュ、おもちゃ、ハンドタオルは手元に必須。
機内での過ごし方
- 離陸、着陸時のシートベルトサイン。
いかに座らせておくのか、悩ましいものです。ベビーの時は授乳していればよかったのですが、卒乳後はそういう訳にはいきません。
ここで登場するのが、飴(棒付き)!これで「耳抜き」、「子供を席に座らせる」、「黙らせる」が可能なアイテム!飴は虫歯になるとか気になる方もいるかと思いますが、背に腹はかえられません!(飴の食いつきをよくする為、日頃はあげないという仕込みがあると尚良し)
- 歩きたくて仕方ない1歳児
1歳児に6時間じっとしてろ。という方が無理なのです。
ここは諦めて迷惑にならないように、機内をついて歩くしかありません。途中パントリーでCAさんに遊んでもらったり、抱っこしてもらえたらラッキー。
- 遊びながらお菓子をあげる。
子供にお菓子を袋ごとあげると、一人で勝手に食べてくれて楽かもしれませんが、おすすめしません!なぜなら約7時間、貴重なお菓子がなくなっては大変!そこで、遊びながら時間を稼いであげる方法が一石二鳥。
例えば、ボーロを手の中に隠して右?左?と遊びながらあげるという遊び。隠しすぎると機嫌を損ねるので、注意が必要。
- シール遊び
シールは貼り剥がしができる、ぷっくりしたタイプがオススメ。
我が家は車のシールをテーブルなどに貼ったり、さらには息子やママの顔に貼ってみたり、車の数を一緒に数えてみたりと遊んでいました。もちろん降りる前には剥がしておく、この時にぷっくりシールだと剥がしやすい。
シールブックは、ページによって背景があるので絵本を読むように話しかけてみたり。
- 王道の絵本
子供のお気に入りの絵本や、フラッシュカードなどを使って延々と機嫌取り。1歳児はいきなり本を投げたりするので、機内では子供に絵本を持たせると危険です。
😀 ラッキーなフライト! 😀
①席に余裕がある場合。
自分の席の隣の席も使えると物を置いたり、子供を座らせたりとかなり助かります。そして、人が座っていないことで迷惑も最小限に。
②隣に座る人が子供、世話好き。
子供をあやしてくれたり、バシネットで寝ている下の子を見ていてくれて、上の子を連れてトイレに行けたり。
③子供が寝てくれる。
フライトでのひとり時間は突然やってきます。ただ寝たからといって間違っても映画を観始めないように!
喜んだのもつかの間、彼らはムクッと起きてくるのです!しかも一番いい所で!!
おすすめは20分くらいの番組を1つ観ること。小さな達成感を感じれます。笑
注意 上記を最初から期待するとなかった時のショックが大きいので、期待は低めに。
😥 史上最悪の地獄フライト 😥
〜もうトイレから出たくない〜
このフライトにもいつかは終わりが来る、来る、来る、、、まだ1時間しか飛んでない〜(泣)
あれはもう二度と経験したくない悪夢のフライト、息子1歳半、雪の降る2月のワンオペ関空—シンガポール 日中便。
そのフライト前日に東北から飛行機で大阪へ移動する予定でした。が!!!なんと記録的な大雪で、空港までの道で立ち往生。ついには乗る予定だった便がキャンセルに!!
飛行機で移動すれば大阪まで約1時間なのに、まさか、まさかの、東京まで約4時間電車に乗り、そこから新幹線で3時間かけて大阪まで移動することに。
でもやるしかないです、1歳半の息子と大きなスーツケースを抱えて。
電車と新幹線を乗り継ぎ、やっと新大阪駅に着いたのは夜中12時前、次の日のフライトは朝9時です。
すでにここまでで私がどれだけ疲労しているかお伝えできたと思いますが、ここからがさらに悪夢の始まりでした。
次の日。かなり寝不足、やっとの思いで乗り込んだ飛行機。
満席フライトの為、窓際2席の私の隣には出張系ビジネスマンが。ラッキーなフライト条件①、②の夢消え去る。(中には子供好きなビジネスマンもいると思いますが)
条件悪し、でもそれも想定内で離陸。「あれ?機内の暖房効きすぎ?なんか暑い。乾燥してるからか喉も痛いし、頭も痛くなってきた、、、。」
違う!これは私の体調がおかしい!!
そう、前日の疲れから体調を崩し熱が出てきていたのです。私一人なのに最悪———、、、 😥 。
それでも容赦なく、歩きたい、叫びたい、物を投げたい息子は好き放題。
ここは地獄か、という意識朦朧とした中で息子の後をついて機内を歩きまわりトイレへ入りました。
トイレの個室がこんなに安心する空間だったのは初めての感覚でした。
「このままトイレの中にずっといたい、、、もう出たくない。涙」
しばらくボーッとして、やむなくトイレから出ました。
するとトイレに並んでいた年配のおばさんがすれ違い際に「お母さん頑張ってるね。」って声をかけてくれて、張り詰めていた糸が切れ 私の涙腺崩壊 😥 。
席に着くと窮屈なのか嫌がる息子。仕方なくパントリーでフラフラになりながら抱っこであやす私。それに気づいてくれたCAさんが代わりに息子と遊んでくれたり、人の優しさが沁みてまた涙。体しんどいし、頭痛いし、もう分けわからないフライトでした 😥 。
でもどんな地獄フライトも終わりは来ます。
着陸後、フライト中に迷惑をかけた周りの方々、もうどこの席の人までお詫びをすれば良いのか分からない、でもこの人にはお詫びしておかなければ。
隣の席のビジネスマン。フライト中一度も席を立つことなく、食事も取らずに寝ておられましたが、フライト中の迷惑をお詫びをすると、
「何もお手伝いできなくてすみません。」と、逆にお詫びの言葉をいただいて、この方の最大の気遣いは「文句を言わずに、じっとしている」ことだったのだと察し、あの騒がしい7時間を耐えてくれていたのかと思うとまたウルウル 😥 。
史上最悪なフライトでしたが、こんなに人の優しさが沁みたフライトも初めてでした。
ワンオペフライト大変ですが、一人で頑張りすぎず、もっと人に頼ってもいいのかもしれない。今ではそう思えます。
まとめ 💡
- 一人で頑張りすぎない、頼れる人にはお願いする。
- 体調管理、無理なスケジュールはできるだけ組まない。
- とにかく機内では特別。いつもは我慢させているお菓子も、おもちゃやゲームもギャーギャー騒がれるくらいなら与えるのが我が家流。正しいよりも楽しくお互いにストレスフリーで7時間を乗り越える!
こんなワンオペ子連れフライトも今では私の大切な思い出です。
こちらのブログ情報、「ストレスフリー」をキーワードに、これから子連れフライト予定の方がうまく乗り越えてもらえれば嬉しいです。