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【はたママ×日系人材会社リーラコーエン コラボ企画②】はたママ目線で考える、シンガポールで働くということ ~就職相談セミナー報告

駐在妻として帯同した際、追加ビザ不要で働く事ができるのは、アジア圏内では香港・シンガポールだけとご存知でしたか?海外というフィールドの中でも、シンガポールは思っているより働きやすい環境なのかも。

昨年末に開催した、はたママ×日系人材会社リーラコーエンのオンライン就職相談セミナー。
今回はセミナー後半で行われた、働く2児のママ ミサトさんへのインタビューをご紹介!
インタビューを通し、はたママ目線でシンガポールで働くことについて一緒に考えてみませんか?

<セミナー前半の様子はこちらから!>

はじめに、ミサトさんのご経歴を教えてください。


米国大学を卒業後、2009年に金融系IT企業へ入社しました。その後、シンガポールで転職活動を行い、2013年に現職のリーラコーエン シンガポールへ入社。
2015年に同社インドネシア、台湾拠点の立ち上げを経て、2016年からシンガポールへ戻ってきました。現在は2児(3歳と1歳)のママコンサルタントとして、日本人奥様・主婦の方を中心に転職サポートをしています。

 

ミサトさんの1日のスケジュールを教えてください。

ざっとまとめると、平日はだいたいこのようなスケジュールになります。
子供が起きるまでに、ちょっとした家事やPCチェックなどを済ませるようにしています。子供が起きてから保育園へ送るまでは朝の支度を。
保育園は7時から19時まで開いていますが、私は8時半頃に子供を預けています。
見送りやお迎えの点では、日本よりも柔軟で余裕のある預かり保育をお願いできています。

産休復帰してからは、基本的に在宅勤務・時短で働いています。
ランチ時間の隙間にも、夕食の用意など家事を出来るだけこなし、時間をフル活用するようにしています。
というのも、子供が保育園に行っている時間が長いので、子供が家に帰ってきてからは彼女たちとの時間を最優先するようにしているからです。
17時に仕事を終えてから、子供をお迎えに行った時間が一番幸せな瞬間ですね。

シンガポールで、ママとして、働く。

ママが働きやすい多様な働き方とは?

ここからはママキャリアコンサルタントとして、お話が出来ればと思います。
まずはじめに、シンガポールには大きく分けて3つの働き方があります。

  1. フルタイム
    基本的な就業時間は、9時から18時(17時)。
    日系メーカーなどには、8時や8時半から始まる企業もあります。
  2. 時短勤務
    具体的には週3日~4日、就業時間は9時から16時(17時)など。時短勤務も正社員雇用扱いになりますので、政府規定である有給(AL)や病気休暇(ML)、その他が適応されます。
  3. パートタイム
    就業は1日4~6時間。企業と就労者との双方の希望によって勤務日数・時間は異なりますが、時給制度が適用されます。時給相場は15ドル、経理・翻訳といった特別なスキルが必要になる業務であれば18~20ドルスタートとなります。
    有給(AL)や病気休暇(ML)等は、出勤時間に対して比例配分になります。

配偶者の扶養範囲内で働きたい!どんな働き方ができるの?

現在時点の年間扶養は130万円以内になります。
そのため、扶養範囲内で働きたい方(例:時給15ドル × 20時間/週 ≒ 1,200ドル/月)だと以下のような働き方があります。

  • 例1:日系企業での事務・総務
    週2~4日、1日あたり4~5時間程度、時給15ドル~
  • 例2:会計設立コンサルでの経理・翻訳
    週3~4日、1日あたり5~6時間程度、時給18~20ドル

シンガポールには、ママにとって働きやすい環境がある?

シンガポールだからこそ、ママが働くメリットが多くあります。
今回は、代表的なメリットを2つご紹介したいと思います。

1つ目のメリットは、シンガポールは業界未経験の求人でも挑戦しやすいということです。
日本と比べて柔軟性があり、業界経験がなくても挑戦できる求人が多くあります。
背景としては、日系ならではの文化に理解がある人を求めていたり、ジャパンデスクの担当者枠を募集していたりと、経験以外にも日本人だからこそお願いしたいと考える求人があるからです。

2つ目のメリットは、子育てと仕事を両立させやすい環境があるということです。
仕事中に子供を預けたい場合も、保育園や幼稚園などの託児所が充実しているので安心。
家事や子供の面倒を見てくれるメイドさんの雇用や、クリーニングサービスなど、ママに嬉しい様々なサービスも多く利用されています。

さらにシンガポールには、ワーキングマザーへの理解度が高い会社も多く、女性の就業率も比例して高くなっています。女性幹部職比率に関してもシンガポールは世界53位。
この順位だけ見ると分かりにくいかもしれませんが、日本は世界ランク93位なので、
比べるとシンガポールは女性が働きやすい環境にあると言えるかもしれません。

 

 

 

働きたいと思った時、就職(転職)活動はどう始めたら?

シンガポールで就職や転職を考えた時には、まずはエージェントを利用してみるのが良いかと思います。気になる求人が無くても、エージェントからオススメ求人を紹介することも可能です。また、求人紹介だけではなく、面接対策やキャリアコンサルなどのサポートも行っています。

フルタイムかパートタイムかによって少し異なるものの、一般的にシンガポールの就職・転職スピードは早く、平均1~2か月以内で決まります。
場合によっては1回の面接で内定を貰える、なんてことも。
動きはじめの時期については、例えば子供の幼稚園入園と同時に働きたいと考える場合、2~3月頃から就職活動を始めるのが適切なタイミングかと思います。

ママキャリアコンサルタントとして、はたママ読者に伝えたいこと

日本と比べて、お休みが取りやすかったり、保育園・幼稚園が見つけやすかったり。私自身、ママとして働きやすいなと感じるタイミングが多々あります。

結婚・子育ての前のキャリアが最後、だいぶブランクがあるけど大丈夫かな。シンガポールでのキャリアは初めてで不安だな。英語の履歴書の書き方がわからない。
そんなお悩みを一緒に解決していきたいと思っています!

事前に求人を見つける必要も、履歴書を事前に用意する必要もありません。リーラコーエン シンガポールでは、
英文履歴書テンプレートもご用意しております。

シンガポールで働く同じママ仲間として、ぜひお気軽にご相談して頂ければと思います。
実は働きたいけれど、なかなか勇気が出ない…そんなママを応援したいと思っています。

セミナーを終えて

セミナー後半は、ご自身もはたママとして活躍されているミサトさんへのインタビューをお送りしました!ママ目線での就活サポートを受けられるのは、とても心強いですよね。

今回のオンラインセミナーには、それぞれの環境におかれたはたママの皆さんにたくさんご参加頂きました。
渡星して間もなく、手探りで就活を始められた方。シンガポールでの生活・育児にようやく慣れ、働き始めたいと思えるようになった方。家事育児とのバランスをみながら少しずつキャリアアップに挑戦したい方。
今回セミナーに参加されなかった方の中にも、きっとこのような色々な思いを持たれている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

海外で働くということに、あともう一歩踏み出す勇気が出ない時もあると思います。
そんな時には、リーラコーエンさんをはじめとした人材紹介会社さんで話を聞いてみると、具体的なイメージを持って、就活に臨めるようになるかもしれませんね。

同じように考え、悩み、進もうとしているはたママやプレはたママはたくさんいる!
そんな風に感じると、私も頑張ろうと思えます。はたママメンバーの皆さんにとっても、そんなきっかけになれたら嬉しく思います。

 

 

リーラコーエン シンガポール(Reeracoen Singapore)

現地日系人材会社リーラコーエンは、2011年にシンガポールを皮切りにアジアへ進出。
2020年7月時点で、9の国と地域に14の拠点にて、転職サポートをしております。
リーラコーエン・シンガポールの主婦向けサイトも、好評を博しています。
シンガポール在住主婦の”働く”を応援!
これまでのキャリアを生かしたい、育児をしながら働きたい、そんな想いを胸に秘めている方…
まずは一度ご相談頂けますと幸いです。

Written by Reeracoen Singapore Pte Ltd.(リーラコーエン シンガポール)
and Yukiko Shibasaki
Edited by Yukiko Shibasaki
Special thanks to collaboration event:
Reeracoen Singapore Pte Ltd.(リーラコーエン シンガポール)
Naomi Tanno,Kaori Horita,Katsura Ishii(Hatamama staff)

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