今や「ママプレナー」という言葉が世の中で認知され始めているように、日本では母としての時間を大切にしつつ、自分の「好きなこと・得意なこと」でフリーランスや起業して働くママが増えています。
シンガポールにもいろんな分野でのママプレナーがおり輝き活躍されています!一方で、まだ働いていないけれども、いつかはフリーランスもしくは起業してみたい…と虎視眈々とその機会を狙っている人も多いのではないかと思います。
さて、今回は先日行われた「好きなことで働くママの会」という興味深いイベントに潜入してきましたので、そのレポートをしたいと思います。
この会では、現在シンガポールでフリーランスや起業しながら働いている/働きたいと考えているママが総勢9名参加しました。みなさん、一体どのようなお仕事されているのでしょうか?!そして、その悩みとは…。
※シンガポールで働く以上、保持するビザによって起業に関する規制があるので、事業を始める前には所管官庁への確認が必要になります。関連する情報についてはこちらをご参照ください(人材省 外国人向け起業ガイド)
【経験・特技を活かしたお仕事】
(お仕事)
翻訳・通訳
留学サポート
学生時代に留学していた経験を活かして、翻訳・通訳のお仕事をされたり、前職でのキャリアを活かして独立した方がいらっしゃいました。過去の経験をしっかりと積み重ねた結果、今のお仕事につながったという印象がありました。
【才能・資格を活かしたお仕事】
(お仕事)
オーラソーマ(カラーセラピー、ハワイアンマナカード)
サウンドヒーリング(クリスタルボール)
パーソナルカラー診断
ご自身の才能や新たな資格を活かしながら、周りの人たちを笑顔や元気にするお仕事をされている方がいました。中には、連日教室が満室だったり、200人以上の生徒さんがいらっしゃる方もいたりと人気があるのが分かりますね。
なお、参加者のみなさんの中には、ご自身のお仕事だけでなく、お子さんが全盲であることがきっかけとなり、視覚障がいの世界を発信したいと思い活動していたり、その他のダンス指導などにも精力的に取り組まれている方もいらっしゃいました。とっても、アクティブで、日頃家でゴロゴロしているだけの私はお恥ずかしい限りでした。
【フリーランス・起業家のママだからこその悩み】
☆一人で働いているのでアドバイスがほしい…
やはり、一人で仕事をしていると仕事で悩んだなど相談相手がなかなかいなかったり。そういう時に、「これでいいのか」アドバイスを的確にくれるようなそんな人がいてくれたらと思うそうです。
☆仕事を広げたいがキャパシティに不安が…
自分で仕事をしている場合、多くは自宅兼職場であることが多いそうです。今よりもっとたくさんの人にサービス提供したいと思っても、自宅のキャパがあったり、、場所を借りるハードルがあったり…。一人でやることが多い仕事であるからこそ、きめ細やかにはできますが、規模の拡大となると悩みが出てきますよね。
☆仕事と育児のバランスが…
仕事と育児のバランスは、フリーで働こうが、会社で働こうが、共通の悩みかもしれませんね。やりがいを持ってしている仕事もどんどん深化させたい一方、子どもとの時間も大切にしたい。そもそも、子どもとの時間を軸にするために、フリーの道を選択したのに、実際は仕事に追われる…そういう矛盾を抱えることがあるのかもしれないです。
今回のお茶会には、これからフリーランスを目指そうと思っているママも参加していました。それぞれ、すでにキラリと光る特技や才能がおありなので、いつでもご自身でお仕事が始められそうな感じがしていました!
また、今回のお茶会で多岐にわたって自分の好きなことで仕事するママがいることに改めて感動しました。加えて、ママプレナーの間でお仕事のお話が出ていたりと、そのネットワークの大切さを痛感しました。例えば、留学サポートのお仕事をしてるママが、翻訳の仕事をしているママに教材の翻訳をお願いしたりなどなど…。こうした、お茶会などのつながりを通じて、ママプレナー自体のお仕事が広がっていく可能性を感じました。
確かに、フリーとして成功して生計を立てるまでに至るには、ある程度の時間がかかったりするでしょう。しかし、家計を支えるということだけが、仕事の目的ではないと思います。特に、共働きであれば協力しあえることも多いでしょうし、ママが輝いて楽しく仕事していることに反対する家族はいないと思います。
才能や資格、経験がなくても、それらは、自分で「磨いたり」「発見したり」することができると思います。自分が凡庸であると決めつけるのは早尚です!
会社員でもない、専業主婦でもない、もうひとつの道として「自分の好きなこと」をしながら少しづつ稼いでいく、という選択肢があることも心のすみっこにおいてあげてください。
そして、既にフリーで頑張っているママのみなさんも、もうすでに頑張っているたくさんの仲間がたくさんいます。お互いに交流しながら発展していけたら素敵ですね~。
Reported by
Event Producer :Makiko Maeda Yuri Sugimoto
はたママ特派員:Aiko Mochizuki