日本は桜の季節ですね🌸🌸🌸
桜の写真がSNSでもよく目に入ってきて、日本が恋しい4月の私です( ;∀;)
先日、紀伊国屋書店にランチ時間に久々にふら~っと入りました。
シンガポールにも日系書店あるんです。
書店に入ってすぐに目についたのが
「直木賞受賞作!」
とでかでかと書かれた帯のついた分厚い単行本。
恩田陸著「遠雷と蜂蜜」という本のようです。厚さ3センチ位はありそう。
著者の名前は見たことある位でよく知らない著者だし、小説のストーリーも全く知りません。
でも、表紙を見ながら、ふと考えたんです。
「本を最後にゆっくり読んだのいつだろう??」
最近自分のために本を買ってないことも気づきました。
日本で大きな賞を取るくらいの大作。久々に自分のために1冊買ってみようかなぁと思って裏の値段を見ると
$39.80 !?た、高い。。。
約40ドル也。
1シンガポールドル=78円で計算すると3,100円ほど。元々の日本での定価は1,800円。
40ドルだと金銭感覚的には日本の4,000円と同じ。
本1冊に40ドルかー。ランチ3回いけるなぁ。コーヒー8杯買えるなぁ。とセコい換算をする私。
やめようかなぁ。。と棚に戻しかけている自分にまった!のツッコミ。
「最近本読んでないじゃん!いい本、読みたいなら40ドルくらい出しても読もうよ!!」
迷いながらも40ドル払って、重い単行本を家に持ち帰りました。
肝心の小説の内容はというと、クラシックピアノコンクールに立ち向かう若者たちという珍しい題材でした。
本を読みながらコンクールに向かって登場人物たちと一緒にドキドキしたり、にんまり笑ったり、ほろっと泣いたり。
小学生の頃に嫌々ピアノ教室に通っていたこと(先生が怖かったんです~~)や、
年に1度のピアノコンサートのことも思い出しました🎹🎹🎹🎹
ストーリーの最後は心があったかくなり、
買ってよかった。
と心の底から思えた素敵な出会いの1冊となりました。
電車でもタクシーでも、いつもなら携帯電話をすぐ開いてしまうところでしたが、
本を買ってからの数日は、短時間の移動中にクラシックピアノの別世界に飛んでいってました。
この本に40ドル払う価値はありました!
いや、40ドル分以上の感動をもらいました。
今さらながら、本っていいですね!
子供たちがワーワー喧嘩して騒ぐ家の中でも(最近喧嘩ばっかりで手に負えません ( ;∀;))、
本を開けば別の世界に飛べて、数日は心が平和に過ごせました。(現実逃避とも言います)
映画も動画もいいですが、活字から広がる世界もいいですね!
また本買おう!!
(現実逃避願望強めの今月です)
後日談:一昨日から遊びに来ている母がこの本持ってきてました。少し待ってれば1,800円どころかタダで済んでた。。